昔、「サインはV」というドラマがありました。
「勝利のVサイン」と呼ぶのは、実は日本だけです。
アメリカではこのサインは、「ピースサイン」と呼ばれています。
このサインの起源は色々あるのですが、ピースサインと言われる
ようになったのは、ベトナム反戦運動が盛んになる1967年頃から。
若者が集まると、Vサインをして「ピース」と叫んでいました。
これは、ウッドストックなんかの映像を見れば確認できます。
Vサインは「抵抗や抗議」のサインであり、戦争に抗議するから
「ピース」(平和)という意味です。ところが僕が子供の頃の写真
を眺めてみると、白黒で撮影された遠足の写真を見ても、クラスの
写真を見ても、僕も友達も誰もこのサインをしていない!では
一体いつから、このサインが流行したのでしょう?
実は日本におけるVサインの起源は、星一徹なのです。いや、本当です。
原作は1967年の少年マガジン。勿論アニメでも描かれています。甲子園
出場を決めた星飛雄馬。父・一徹は誰にも見られないように東京駅の
ホームの端に立ち、走り出した飛雄馬の乗る新幹線に向かって、
Vサインを出す。それを見た飛雄馬が「勝利のVマーク・・・」
とつぶやく。これが、恐らく日本のVサインの起源なのです。
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