★米下院議員、在日米軍の撤収を主張 「日本はすべての責任を自ら負う時だ」「米国に世界の警察を務める金はない」
米下院のロン・ポール議員(共和党)とデニス・クシニッチ議員(民主党)は15日までに
それぞれ共同通信との単独会見に応じ、日本駐留を含む米軍の前方展開戦略が
「財政上の問題になっている」(ポール氏)と述べ、米財政赤字が最悪規模に膨らむ中、
在日米軍は撤収すべきだとの考えを示した。
孤立主義外交を唱えるポール氏は保守層に人気があり、クシニッチ氏は民主党内で最も
リベラル派の一人として支持を集める。いずれも過去に大統領選に挑戦した経験を持つ
ベテラン議員で、在日米軍を維持する「余裕はない」(クシニッチ氏)と共通認識を訴えた。
米軍は、8日発表した指針「国家軍事戦略」で「北東アジアの戦力を今後数十年間堅持する」と
明記。米議会内にも台頭する中国や核問題を抱える北朝鮮を念頭に、在日米軍の重要性を
説く声が依然としてある。
しかし、ポール氏は「日本がすべての責任を自ら負う時だ」とし、平和と安全を確保する上で
米軍依存をやめるべきだと主張。在日米軍は抑止力だとする議論は軍事的プレゼンスを
維持するための「口実だ」と一蹴した。
クシニッチ氏も「米国に世界の警察を務める金はない」と強調。在日米軍を「過去の遺物」
と呼んだ上で「移転して軍事優先政策から脱却すべきだ」と述べた。
http://www.47news.jp/CN/201102/CN2011021501000615.h...
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