佐久間良子
題名の通り、まさに「聞きしに勝る」美女である。
分厚い線で描かれた油絵のような肉感的な美貌である。
彼女の美貌に関する伝説は数多くあるが、その大半は映画関係者たちの証言から成る。
東映ニューフェース4期生として映画界に入るが、当時入社審査において水着になるのを
拒否しながらも補欠で合格(普通はありえない)
同期生としては室田日出男、山城新伍がいるが、彼らやその先輩連中のお目当ては
佐久間オンリーという状況だったが、”こんな美女が易々と自分の女になるはずはない
だからNO2を狙う”と言い放った山城は同期の花園ひろみをゲットした。
新人としての映画出演は自分が見た記憶としては警視庁捜査一課の活躍を描いた作品
で被害者の友人役で僅か10秒程の出演だったが、その映像からは一発で本人だと判る
ぐらいに目立っていた。
そして撮影においては数多くの男優からの視線に晒されていた。
ある映画のロケで、ある部屋の前が女優たちが入る風呂場があった。
ひょっとして佐久間の入浴、もしくは風呂上りの姿が見れるのではないかと、
その部屋にあったマッサージ機に陣取って、数千円の投資をして待ち構えていたと
八名信夫は証言している。
彼女の代表作といえば「五番町夕霧楼」がある.後に松坂慶子でリメイクされるが、
哀しくも愛らしい娼婦の姿を見るにつれ、やはり佐久間良子の方に軍配を上げたい。
現在まで数多くの作品に主演しているが、中でも"近親相姦”を匂わす作品に多く出ている
のは意外といえば意外である。
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